« アヤパンこと高島彩アナ「とっておきの時間(とき)」 | トップページ | アナマガで »

2010.04.09

ニホンゴ…「全然だぁいじょぉぶー」は大丈夫?

第1回目の某NHKの番組「みんなでニホンGO!」がなかなか面白かった.

 

おらは学校でたしか...

「全然」ときたら次は「・・・ない」と否定の言葉が続くように教わった...と思う.
それが最近は「全然大丈夫!」のように多くの人(?)が肯定の言葉を続けて使うようになった.
おらもフツーに使っている.

 

しかし、それに反発する賢い(?)人たちも少なくない.
面白かったのは、そういう言い方を嫌っている一般の人達をインタビューしたところ、彼らは皆「絶対に使わない」などと言っていた.

んがぁ~...

そのあと控え室の彼らに「寒くないですか?」とか「~は大丈夫ですか?」とひとりひとりに聞いたところ、全員が
「全然だいじょうぶです!」
と答えていた!

わははは歯~!
うっかりと断言したものの言い方をしない方がえぇよぉ...のような気がしないでもないと言えば嘘になるのではないかと思う...

v(^∀^ )☆\(^∀^; ダンゲンセンカイ!

 

番組では、それらの使い方について追求し、つひに・・・

「全然」+「否定または打ち消し」は迷信!

という結果にたどりついた!

 

以前「全然」は…肯定でも否定でも使われていた!
かの夏目漱石、石川啄木、森鴎外、芥川龍之介などの作家さん達は普通に、「全然+肯定」の文章で本に書いてあるんだそうな!

 

ところが、
戦後若者たちが「全然+肯定」を流行語のように使ってしまったので、大人たちがその若者たちを批判するために是正しようという動きがあって...

森鴎外氏の娘の小堀杏奴(~あんぬ、随筆家)という人が、乱れた言葉の象徴として「全然よく出来るの。」という言い方を批判.
「全然」とは否定の意味で使われなければ意味をなさないと断言した!
その後「全然」は必ず否定を伴うということが次第に常識になっていき、それは教育現場にも及び、昭和30年代からは学者指導書などにも「全然」は「打消」とともに用いると書かれるようになったそうな.

 

こういう流れがあるものの、もともとは

「全然OK」は“全然OK”だった!!

 

だから「全然」を辞書で引いても…ちゃんと「全然+肯定」の使い方もあると例をあげて書かれてる.

 

知ってか知らずか…現在若い人たちが使っている「全然大丈夫!」も「全然いい!」も...
全然ちゃんとした使い方なのだったぁ.(畠山美和子さん風に読んでね)

毎週木曜日 22:00~22:50
NHK総合 「みんなでニホンGO!」:
http://www.nhk.or.jp/nihongo/
(水曜日の深夜に再放送あり)

上記サイト内の「ご意見一覧」の「おもしろ投稿画像」が面白いだす.

 

「全然」ウィキペディア:
http://ja.wikipedia.org/wiki/全然 

 

|

« アヤパンこと高島彩アナ「とっておきの時間(とき)」 | トップページ | アナマガで »

日本語散策」カテゴリの記事

テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ニホンゴ…「全然だぁいじょぉぶー」は大丈夫?:

« アヤパンこと高島彩アナ「とっておきの時間(とき)」 | トップページ | アナマガで »