あははの病室(3)
当ブログ 2010.01.23 の記事を転載
あははの病室(3)
ずっと様子を見ていて、この「危なげな患者」のおっさんは…なんとかなりそうだろなと判断したので、会話を交わした.
そしたらなんと、うちを出て十秒かそこらの…左手ほぼ正面に見える店の主人なんだと!
しかも、おらが救急車に運ばれるのを見ていたんだと.
危なげな患者「うっるせー救急車だなー」
と思って見ていたんだと.
で、ベッドでおらに向かって...
危なげな患者「そのまま逝っちまえば良かったのに」
と言いやがった.
ま、ギャグだなとわかったので笑いで返したけど.
でもそのあと、これこれこうでほとんど死にかけていたと説明をしたら
危なげな患者「良かったねぇ、助かって」
と言ってくれた.
ほんとはEひとなんだなと感じた.
近所の人だとわかって、地元の釣り仲間に電話して聞いてみたところ、その釣り仲間のおばあさんが昔っから懇意にしている店だとわかり、少し安心した.
しかぁ~っし.
こちらとは仲良く会話をするようになったけれど、相変わらず老患者の二人には…
危なげな患者「まだ生きてるのかょ」
とか言うのでその都度、ものの言い方をたしなめた.
危なげな患者「でもこのじじぃ、さっきから同じ事をなんべんもなんべんも、うるさくってしょーがないからょぉ!」
と、このおっさん、なかなか言うことを聞かない.
おら「せっかく良くなってきているのかも知れないのに、自分の言ったことで病状が悪くなったらどう責任とるんだょ!」
危なげな患者「はやく死んじまえばいぃんだ!」
おら「そーいうことを言うんぢゃないっ!」
こんなやりとりが続いた.
そして看護師さんが来た時のことだった.
その「危なげな患者」を見るやいなや、
看護師さん(女性)「なにやってんのーッ!」
(つづく)
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